黒雲の下で卵をあたためる

こんばんは! 

現在読んでいる、

「黒雲の下で卵をあたためる」というエッセイ集を紹介したいと思います。

 

 

 本書はエッセイ集です。

以前ブログ記事にまとめたラテンアメリカ民話集を買いに行ったとき、

書店で見かけたので同時に買ってみました。

タイトルからSF系の小説かと思っていましたが、

詩人・作家として活動している方のエッセイ集でした。

 

28点のエッセイが収録されており、

1点のエッセイは10ページ弱ほどで非常に読みやすくなっています。

 

 本書の中で、狩人に狙われる鹿を歌った詩へに対して以下のように評していました。

「寸分も言葉を動かしようがない。動かせば鹿が撃たれてしまう。」

「鹿を追いかけて」(小池昌代『黒雲の下で卵をあたためる』岩波現代文庫、2019年、1頁以下)8頁

 元の詩を瑞々しく捉えて豊かに想像を膨らませた結果なのかと思うと、

詩人の頭の中はどうなっているのか覗いてみたくなります。

 

 エッセイというジャンルでは著者の感性や知識をリアルに感じられるので好きです。

実生活を舞台としているからでしょうか?

 

1/3ほどしか読めていないので感想が薄いのですが、

読み終えたらまたまとめたいと思います。

 

それでは。